モーリシャス便り

インド洋の楽園「モーリシャス」での生活を綴っています。

2007年02月

サイクロン警報解除

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今回のサイクロン「ガメデ」、昨晩、警報がクラス4になり、強風がモーリシャスを吹き荒れました。

クラス4ということは、瞬間風速33メートル(秒)を記録したということです。

ニュースによると崩壊の危険のある家に住んでいる人たち、約300名が市民センターなどへ一時避難したそうです。

本日(25日)午前10時に、警報解除。

と共に我が家では、庭やヴェランダの大掃除。

ご近所の方々が、落ちたマンゴを取りに来ました。

捨てるのも忍びないので、助かります。

皆さんピクルスやサラダにするんでしょうね。

なんたって、これから1,2週間は野菜が高騰しますから。

サイクロン実況生中継!

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モーリシャスに近づいているサイクロン「ガメデ」現地のMさんに状況をうかがってみましょう。


「現地のMさーん!」

「はーい!」

ここモーリシャス北部では、現在も強風が吹き荒れています。

雨量は少ないようですが、時折激しい横殴りの雨も降ります。

昨日の予報では、夜のうちに上陸するはずでしたが、現在時速を10キロに落とし、まだモーリシャスの北部300キロのところを南下中のようです。

これから更に激しい雨、風になる可能性があるそうで、午後にはクラス4になる可能性もあるようで、空港は依然閉鎖中です。


「というと引き続き、十分な注意が必要ですね。現地のM特派員からでした。」


って、ひとりで一体なにやってんだか。


ラジオから流れてくる警報は、クラス3になってから、それまでの英語、フランス語だけではなく、クレオール語、ボジュプリ語も加わります。同じ内容が違う言葉で4回流れてくるわけです。

因みに、ボジュプリ語というのは、インド系住民の間で使われている、ヒンドゥー語がベースになった言葉です。

さて、外を除き見たら、我が家の裏庭のバナナの木は既に壊滅状態。

マンゴに続き、バナナ…

そう、うちの庭には食べ物の木しかないんです…その他、パパイヤ、グアバ、レモン、ココナッツ、アップル・カスタード(釈迦頭)etc…

週明けにはお天気、回復して欲しいんだけどなー。

サイクロン警報発令!

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本日2年ぶりにサイクロン警報発令!たぶん。

去年は確かサイクロンが来なかったような…。

さて、このサイクロンですが、通常10月から4月にかけてがモーリシャスにやってくる可能性のあるシーズン。そして、一番モーリシャスに上陸する可能性が高いのがこの2月。

とはいえ、去年のように、サイクロンが発生しても、そのままモーリシャスを避けて行ってしまうことの方が多いので、一概にこのシーズンの旅行を取りやめるのは考えものです。

なんと言っても、サイクロンが来なければ、真夏で一番のお薦めのシーズンでもあるのですから…

余談ですが、皆さんはサイクロン、ハリケーン、台風(タイフーン)の違いをご存知ですか?

以前NHKのドキュメンタリー番組のコーディネーションのお手伝いをした際に教えていただいたのですが、発生する場所による呼称の違いで、中身は皆同じ「熱帯性低気圧」。

大西洋、太平洋北東部で発生するのがハリケーン、太平洋西部で発生するのが台風、インド洋で発生するのがサイクロン、と呼び分けるのが一般的で、学術用語となるとサイクロンで統一されることが多いそうです。

と話がそれましたが、モーリシャスではサイクロンが上陸しそうになると、クラス1から4になる警報を発令します。

本日は午前4時の段階でクラス2が発令されました。

さて、このクラス分け、大雑把に、かつ私流にご説明しますと;


クラス1:
サイクロンが上陸しそうな36時間から48時間前に、注意を促すために発令。

クラス2:
12時間以内に風速が時速120キロに達しそうな予想がなされる場合に発令。

クラス3:
6時間以内に風速が時速120キロに達しそうな予想がなされる場合に発令。

クラス4:
風速が時速120キロに達した場合に発令。


因みにクラス2になると学校がお休みになり、クラス3になると空港が閉鎖され、自動車保険などもサイクロン特約をしていない限り、適用外となります。

以前はクラス3になると、事故を防ぐために停電になりましたが、最近はクラス3でも電気の供給が止まることは少なくなりました。

また、あくまでクラス3までの段階では予想による警報なので、進路変更して結局上陸せずに、肩透かしで去ってしまうこともしばしば。

因みにクラス4を私が経験したのは、確か92年だっかか、94年だったかの「オランダ」という名前のサイクロンで、この時は、本当にすごかったです。サイクロン通過後、翌朝起きてみたら、ものすごい光景が広がっていました。

近所のお店の看板は飛び去っていて、庭の木の葉は全部吹き飛ばされて枯れ木状態。道路にも木が倒れていたり、椰子の葉が飛んで来ていて通行止状態。

電話線も切れ、電線もずたずた状態だったので当然停電。唯一の仕事上の生命線、携帯電話のバッテリーが切れてからは、お客様への連絡も出来ず、もう本当にお手上げ状態でした。

しかし、私がこの「オランダ」の最も忘れがたい思い出は、3週間続いた停電のこと。

早いところでは1週間くらいで電気が復旧したようなのですが、我が家に明かりが灯ったのは3週間後でした。

生まれてこの方、キャンプなどでランプ生活を1週間くらい経験したことはあっても、3週間もの長期間、電気無しで過ごしたのは初めて。

電化製品、ことに冷蔵庫、洗濯機のありがたみをしみじみ痛感しました。

毎晩、聞こえはロマンティックな「キャンドル・ライト・ディナー」。アイロンが使えないため、家人が、シャツではなくポロシャツで通勤してしていたことなども、今となっては懐かしい思い出です。

さてさて、今回のサイクロン「ガメデ」、雨はあまり降らず、かなりの風。今も曇り空の中、風がビュービュー唸っています。

さきほど、銀行へ行って仕事を済ませ、帰りにスーパーへ停電になったときにと、ろうそくを買いに行きましたが、途中で吹き飛ばされそうになりました。

家へ着いたら、マンゴの木からまだ青い実が強風で飛ばされ…。

義父がせっせと集めておりました。

因みに写真はごく一部。

きっとマンゴ農家だったら被害総額○○円、ってな感じだったかも。

これから義父がおいしいマンゴのピクルスを作ってくれるはず。やったぁ!

とお気楽なことを考えていたら、今帰ってきた家人が、「クラス3になったよ」と。

やばっ!早く夕食作らなきゃ。(ってやっぱり食べ物かいっ!)

春節 遅かったぁ…

さてさて、春節といえば、ライオン・ダンス(獅子舞)がつきものです。

中華系の商店などを巡り、最後に爆竹を鳴らして、ご祝儀をいただいて、また次のお店へ…

と続きます。

今日の夕方、太鼓の音が近所から聞こえてきました。

慌ててデジカメを持って走りましたが、遅かった…

恐らく今週の土曜日くらいまでは、各地でこのような光景が続くと思うので、それまでに何とか撮ることができて、ご紹介できると良いのですが…

だめだったら、また来年!

うーん、それまでこのブログは続いているのでしょうか…

春節 イーサン・サラダ

去年の春節の際、マレーシア人の友人と一緒に食事をしました。

マレーシアの中華系のお正月には絶対に欠かせない、という「イーサン・サラダ」というものをいただきました。

千切りにした野菜や昆布を特製ドレッシングで和えるサラダなのですが、その「和え方」がポイント。

卓を囲んでいる全員が、ドレッシングを回しかけた後、いっせいに箸をサラダに突っ込み、「イーサン、イーサン」と言いながら、全員で和えるのですが、その際に、野菜をうず高く盛りつけるのです。(一人でやるわけではなく、他の人の箸も同時にたくさん突っ込まれているので、なかなか難しい…しかもそのとき卓を囲んでいたのが、カナダ人、ドイツ人、韓国人、日本人etc…お箸を持つのも大変な人もいて…)

高くなればなるほど、その年の財や福が多くなるのだとか…。

道理で去年の実入りが少なかったわけだ…?

というわけで、去年は初体験のイーサン・サラダに目を白黒させた春節でした。

話は変わりますが、モーリシャス人のほとんどが「ニーハオ」の他に「恭賀發財-クゥアン・シー・ファッ・チョイ」という中国語の新年のあいさつを知っています。

中華系モーリシャンと見られることの多い私も、このシーズンには、いたるところで、この言葉を見知らぬ人からもかけられます。

まだ来たばかりの頃、中国のお隣の国出身なのに、こんな簡単な中国語すら知らなかった自分を少し恥ずかしく思うと共に、中国だけでなく、色々な文化、宗教の習慣を心得ているモーリシャンをとてもうらやましく思いました。
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