実は私、年に一度は仕事の間隙をついて、サクサクッ、と一時帰国していたりします。本当にいきなり決めて、突然帰るので、まるで寅さんのような帰国となります。日本に来たら、連絡下さい、という暖かいお声をたくさん頂くのですが、そんなわけで、本当にゴメンナサイ。
さて、そんな一時帰国ですが、モーリシャス生まれの息子を連れて行くと、毎回実に様々な経験を致すことになるのですが、去年のそれは、いまだもって印象が薄れない事件の連続でした。(因みに去年は、家人は留守番)
関係のない皆様には全く面白くない記事ですが、個人的に記録にとどめておきたくてここに記します。
事件その1 消しゴムのカス
モーリシャスの涼しい季節から、いきなりムシムシ・ギラギラの東京の実家へやってきた私たち…。
暑くて、暑くてお風呂もパスしたいところだけれど、さすがにそれは出来ないので、面倒くさがる息子に
「湯船には入らなくていいから、シャワーだけ浴びて汗を流してね。」
なんて声を2,3日も続けてかけてしまった…
そして、数日後…
Oh!Nooooooo! 潔癖症ではないけれど、今まで病気以外のときは、きちんとお風呂に入って体を洗っていた息子、8歳にして初めて見る垢を消しゴムのカスと…。
良い人体観察実験ができました!夏の自由研究に使えたかも。(←ありません。)
事件その2 大都会
短い滞在期間の間、本来の一番の目的は高齢の両親と過ごすことなのですが、やれ、歯医者に検診、動物園だ、博物館、ディズニー・ランドにキッザニア、ポケモンの新作映画etc...、と激しく動き回ってしまう私たち…。普段、大自然に触れすぎているので、ここぞとばかりに文明の証を求めてしまうのです。
ある日、地下鉄に乗っていたときのこと…
素直なつぶやき…じゃなくて、大きな声で、周りの方皆さんの耳に入るような大きな声で言ってのけてくれました。自慢じゃありませんが、私が生まれた時から日本語で話しかけているせいで、息子の日本語には外国人特有の訛がありません。しかも、見かけもまんま日本人。
「この親子、一体どこの田舎から出てきたのか…?」という視線を痛いほど浴びましたよ。せめて「東京」を「日本」に置き換えていてくれれば、まだ違う視線だったはず…。いや、別にいいんです。今や本当に田舎者なのですから。
でも、こんなことは序の口、実はもっとすごいことが待ち受けていたのですよ。長くなるので今日はこの辺で…ドロン。