モーリシャス便り

インド洋の楽園「モーリシャス」での生活を綴っています。

モーリシャス紹介メディア

ジ・アーチーズ

あれは確か2022年の10月、パンプルムース植物園へ行った時のこと...

あれ?いつもと様子が違う!

まず正面ゲートが閉まっていて、しかも白い鉄製のゲートの上に「GREEN PARK」という看板が...

はぁ?名前変わった?

致し方なく、パーキングのある裏口から入園すると、シャートー・ド・モン・プレジールの辺りの通路に造花を仕込んでいる皆さんを発見!

しかも、いつもはガラ~ンとしている芝生の広場にお店まである!

はは〜ん、これは撮影があるんだな、と合点がいき(植物園ではインド映画🎥の撮影が良く行われています。)、スタッフと思わしき人に「俳優さんは誰ですか?」と聞いてみましたが、緘口令が敷かれていて言えないとのこと。

その時は準備だけで、まだ撮影は始まっていませんでした。

そして後日、モーリシャスの報道で、ネットフリックス映画「ジ・アーチーズ The Archies」の撮影中であることを知りました。


1000013287

1960年代にアメリカで生まれたアニメの「The Archies」をモチーフに、当時のインドに舞台を移したミュージカル映画です。

こちらが元祖↓

1000013288

「Sugar Sugar」などはきっと誰もが聴いたことがあるはず。←60年代生まれは...


1年後の昨年11月にリリースされたものの、中々視聴するチャンスがなかったのですが、ようやく視ました!


ネタバラシはしませんが、ストーリーの軸となるグリーン・パークでのシーン、ピクニックに行くシーン(ロチェスター滝)などがモーリシャスで撮影されていて、知っている光景が登場するたびにワクワク!

しかも若い役者さんたちが本当にカッコよくて、可愛くて眼福!

ググってみたら、主役のアーチーはボリウッド界の首領(勝手に命名)アミターブ・バッチャンの孫!
ロニー役の女の子はボリウッド界のキング(勝手に命名)シャー・ルク・カーンの娘さん!
他のメインキャストも多くが二世俳優さんなんだそう!

映画の評価があまり高くないのは、色々なやっかみが入っているからではないかしら。

少なくとも私は、全編モーリシャスで撮影されたResort to Loveよりは楽しめました!
言っちゃったよ...

ただ、あれらのシーンをわざわざ遠いモーリシャスで撮影する必要があったのか...という疑問が浮かぶくらい、モーリシャスを知らなくても楽しめますよ!←おいっ


「わかしお」の絵本 WAKASHIO~OIL SPILL IN PARADISE

IMG_20210627_094708


日本の会社が所有する貨物船「わかしお」が、モーリシャス南東部のポワント・デスニー沖で座礁したのが今からちょうど一年前の7月25日の夜。


私が「WAKASHIO」というパナマ船籍の貨物船がポワント・デスニー沖で座礁、というニュースを初めて耳にしたのは、翌朝のラジオニュースでした。

当初のニュースでは「JAPAN」という単語が出てこなかったのですが、「WAKASHIO」と言ったら日本名だし、パナマ籍とはいっても日本(世界?)のほとんどの船は、税金対策上パナマ籍であるわけで、きっと日本の船のはず…と、とても不安に駆られたことを覚えています。

やがて詳細情報が報道されるようになり、「油流出の恐れは無し」との政府発表に、曳航されて座礁地点から救出されるのだろう、と想像し安堵していたのですが…

巨大な貨物船がビーチから直ぐ近くの沖に横たわっているだけでも、とんでもないインパクトでしたが、座礁から12日後、船体に亀裂が入り、黒い油がエメラルドグリーンの海に広がる様を見た時のショックと言ったら…

日本の船が、モーリシャスに大変なことをしてしまった…

言葉ではとても表せない心痛と共に「申し訳ない」という思いに苛まれ、それからの私は、当時のコロナ禍による静かな(暇な)生活が180度ひっくり返る、怒涛の日々を送ることになるのでした…



前置きが長くなりましたが、この「わかしお」油流出事故に関連する一連の事実を客観的に、かつ発生当時から時系列で、子どもにもわかりやすい、やさしい英語とフランス語で記録した絵本が「WAKASHIO - OIL SPILL IN PARADISE」です。

著者のサンニヴァ・ボニュ―さんは、座礁現場の目前、ポワント・デスニーに居を構えるノルウェー出身の女性で、モーリシャス人のご主人との間に、二人のお子さんがいる母親です。

彼女にとっては正しく目の前で起こった事故であり、私の何倍ものショックを受けたことと思うのですが、それを原動力に、短時間で一冊の本にまとめ刊行してしまう行動力には、本当に頭が下がります。(因みに去年の11月に刊行されています。)


ヴァレンティン・モントッキオさんによる水彩画の絵も、ノンフィクションである内容にとてもマッチしており、売り上げ金の一部は環境NGO団体に寄付されるという素晴らしい絵本です。


IMG_20210627_094838


日本の子供たちに、環境のことを英語を学びながら考える良い教材になると思うので、是非手に取ってもらいたい絵本です。

因みにコチラから購入できるのですが、送料は有料です。

アマゾンなどで、もっと簡単に購入できるようになれば良いのに…

Resort to Love 予告編

全編モーリシャスで撮影されたネットフリックスのフィルム「Resort to Love」の予告編が公開されました。

撮影に使用されたホテルは「コンスタンス・ル・プランス・モーリス」です。



Resort to Love モーリシャスで撮影されたネトフリ映画

アリシア・キーズがプロデューサーの一人でもあるネットフリックスの映画「Resort to Love」が7月29日から放映されるそうです。

このフィルムは昨年6月以降、モーリシャスが「Covid Safe Country」として売り出して?いた頃に、全編モーリシャスで撮影されたロマンティック・コメディーなんだそう。(なんでも「雪」のシーンもモーリシャスで撮影されたらしい…

俳優陣をはじめ、撮影クルーの皆さんは14日間のホテル検疫隔離を経た後、コロナ感染の危険度が低いこの島で、安心して撮影に挑めたのだとか…

モーリシャスは今月の15日から、色々な条件はあるものの、国境封鎖を解除しツーリストを受け入れる体制です。

この映画が一つのきっかけとなって、観光業界の復興に役立つと良いな…

ナノサテライト、「きぼう」から放出

モーリシャスで開発されたナノサテライトが、国連と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力で、本日国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から放出されました。

オンタイムでご覧になれなかった方はこちらからどうぞ





サテライトの製造及び開発技術はあっても、打ち上げるための莫大な予算が無い国の研究機関に、国連宇宙部とJAXAが協力し、ISSの「きぼう」が有する装置を利用して放出機会を提供する、というプロジェクトなのですが、モーリシャスは2018年6月に審査を経て選定されました。

本日、私はこのモーリシャスの歴史に残る?建国史上初のサテライト「MIR-SAT1」放出を見逃すまい!とオンタイムで視聴しておりました。
放出のコマンドが送信されてから、今か、今か、と瞬きもせずに画面に見入っていたのですが、勝手にカウントダウンと共にズドーン!と勢いよく放出されるイメージを描いていたため、あまりに静かな放出に「えっ」と思わず声が出てしまいました。(「ポロリ」…という感じ…14分50秒のあたり)


因みにこのプロジェクトは昨年の「わかしお」座礁油流出事故以前に確約されていたので、謝罪というような忖度は当然なかったわけですが、在留邦人として、とても誇らしく、うれしい出来事でした。


というわけで、これを機会にモーリシャスでも宇宙開発熱が高まり、近い将来「宇宙兄弟」が誕生するかも???
(フィクションですがなにか?)
最新コメント
ギャラリー
  • メトロエクスプレスに乗ってみた
  • メトロエクスプレスに乗ってみた
  • メトロエクスプレスに乗ってみた
  • メトロエクスプレスに乗ってみた
  • メトロエクスプレスに乗ってみた
  • メトロエクスプレスに乗ってみた
  • スルタン ターキッシュレストラン
  • スルタン ターキッシュレストラン
  • スルタン ターキッシュレストラン
プロフィール

M

記事検索
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ
  • ライブドアブログ